青年の主張 第10話

酒乃竹屋

2009年10月15日 00:23

さて、いよいよ我々の全国大会への道は

九州大会までやって来た。

場所は大分県大分市のいいちこホール。

今度は福岡県全部が応援に来ている。

この大会の良いところは高校野球のようなもので

戦った相手がその次には味方になって、応援団になる。

つまり負けた相手の思いも上乗せして次の戦いに

のぞむのである。

応援団は勝ち進めば進むほど増えていく。

さあーいよいよ暴走族、負けられない。

昔、30人ぐらいを束ねた暴走族は

今では何千人(福岡県内の商工会青年部員)

の思いを背負ってやって来たのだ。

若は午前中仕事をして午後一からマイケルジンと

一緒に車で向かった。と、言っても

まだ、「間に合うか!」と言って

二人でりえママランチ(しのび屋)をした。

美味かった~。食べ過ぎた。

そして大分目指し急いだ。

着いたら、暴走族の出番のちょっと前だった。

他県の発表を聞くと、内容はどうであれ、

もの凄い気合だ!

応援団も、もちろん今まで以上。

我々も、もの凄い気合で2階席から叫んだ!

そして暴走族。


聞いたら凄かった。

地区大会、県大会とは違い、全く不安はなかった。

本当に間違いなく全国に行ったと確信した。

若は別件の用事があったので暴走族の発表を

聞いて、すぐに久留米へ向かった。

その車の中、鳥栖あたりまできたところで

メンバーからのメール。

みてみると・・・









優勝

だけかい!と思ったが一緒に乗っている

二人に

「佐野君、全国行ったばい」

と、言うと

助手席で寝ていた福留君は


「うぇー!」

ただでさえオーバーリアクションの男が

うるさい、うるさい。

しばらく車中は大騒動!

ついにやった

暴走族が・・・

またしても運転しながら涙ぐみ。

なんだかホットした。

もう若の中では目標達成。

後は、全国の舞台で佐野君におもいっきり

発表してもらえば順位なってどうでもよい。

我々の思いを暴走族で漢字も読めない男が

かなえた瞬間だった。


と、いうわけで


久留米南部商工会青年部

代表 佐野 幹法

全国大会出場決定!





青年の主張、全国大会への道


        


           これにて終了。


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