全国大会 第6話
さーて日本酒のイッキ飲みが始まりました。
ルールは飲んだ人間が次に飲む人間を指名する。
続いて、部長補佐、部長と次々にイッキ飲み
みんな、飲んでいる人間と極力目を合わせない
ただただ、その一升瓶が早く空になるのを祈るばかり
4、5人飲んだところで残り僅か。みなさん横にいる人間
と会話に夢中になっているふりをしているが一升瓶の残量
が気になってしょうがない。
そして、ついに空に。みんなホットした。
部員達の気持ち (良かったぁー今日は回って来なかった)
部員の気持ち (飲んだ人、ご愁傷様)
みんな、また普通に戻る瞬間である。
しかーし
部長 「ママ もう一本出して」
ママ 「はい、どうぞ」
全部員 また下を向いたりトイレに行ったり。
て言うか、これまた一本5000円ぐらいする酒を
その場で5000円出してすぐ飲み干す。
部長も補佐も、あんた達
だいたい いくら持って来とると?
そして2本目が終わりかけたころついに
「えがみーー!」
ついに来てしまった。やばい
こういうときにだいたい決まって酒屋ネタが出てくる。
「酒屋は飲まやんばい」
「もう残り全部くさい」
「はぁーーー簡便してよ」
「ダメ ダメ」
まだ4分の1ぐらい残ってるのである。
しかし、もちろん飲んだ。
いや 飲まされた。
ただ、これぐらい回りだすと元気な人間が増えてくる
実は飲んだ人間が自分が飲んだからには
今度はみんなに飲ませてやろうと気合を入れだすのである。
そして空になったらまた
部長 「ママ もう一本」
また
部長 「ママ もう一本」
ママ 「もうお酒が無いんですよ」
部長 「酒屋ー」
若 「いや遠すぎやろ」
ママ 「酒屋さんに持ってきてもらいます」
部員達 「もうよかやん」
部長 「頼んで!」
ママ 「はい」
しばらくすると
酒屋 「こんちはー」
ほんとに酒を持ってきた。
さぁー またスタート
結局 6本ぐらい開けた。
よく考えたら結局は全員飲んでるのだ。
逆に早く飲んだほうがマシのようだ。
このまま延々と佐野祝賀会が続いたのだ。
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