竹屋物語 第2話
竹屋物語の第2話のはじまり はじまり!!
そして中学生。
突然、父が長距離トラックの運転手を始めました。
そうです!
当時まだ二十年以上前、 町の酒屋さんは全盛期。
なのに父はトラックの運転手。
そのとき やっと気付きました。
なるほど、内は酒屋だけでは生活できないレベルの酒屋なんだ。
私の想像する我が家は全然違っていたのです。
ショック。
どこの酒屋さんもそれなりに儲かってる時代にそこの大将が出稼ぎにでている、
とても恥ずかしくて周りの酒屋さん、それどころか、それ以外の知人にも隠していました。(子供なりに察して)
よその酒屋さんが内に来ているときに父がその日から大阪まで走るのに父が店の離れたところにトラックを停めているので、
その酒屋さんに見つからないように走って弁当を届けたこともありました。
もちろん、隠したところで周りの人には、すぐによそに勤めに出てることはバレましたけど。
私は学校が夏休みや長期休みになれば宿題もせずにトラックの横に乗って大阪や東京に手伝いでついて行ったものでした。今では懐かしい思い出です。
次号へ続く。
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