竹屋物語 第6話
平和な小学生生活を送った若だが
中学生になるとついに衝撃の事実を知ることになる
うちはお金持ちだ と思っていた若が
そうでないと気付くきっかけはオトンの出稼ぎ
トラックの運転手をするのに福岡まで家族で
仕事を探しに行ったこともあった。
オカンが一人で店をすることになるので
店のセキュリティーも整えた(お客さんが入ってきたら
ピンポンとなる今では当たり前のベルだけだが)
そして、遂にオトンはトラックに乗り始めたのであった。
ただ、若は以外にその当時の思い出も多い
中学生の頃の若は夏休みや春休みなど長期休みの時は
いつもオトンのトラックについて行った。
ただ問題は部活
若は今の体系からは想像がつかないだろうがテニス部だった
しかしオトンのトラックについて行くので練習は全部さぼる
しかも若は一応レギュラー
ついに先生もキレた!
サボった連中だけ呼び出してやかましく叱ったあと
休んだ日数分、学校の周りの1.2キロのコースを10周しろって言うんです
3日休んだ者は3日間、12キロ走れと…
でも若は全部でしょ来る日も来る日も12キロのランニングなんです
しかも友達はさすがに3日とか4日で終わるから遂には若一人
しばらく経って先生に
若 「自分はいつまで走ったらいいですか?」
と聞いたら
先生「おまえは1日も来てないんだから日数分じゃない
オレがいいというまで毎日だ」
鬼
若はずっとランニングだけが練習だった
しかし、その先生も若を試合には使ってくれた
今ではよい思い出です。
長くなりましたがこの第6話で若が言いたいのは
若はそれだけ親孝行だったということです!
以上 次号へつづく
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