竹屋物語 第5話

酒乃竹屋

2009年05月05日 15:55

高校を卒業する私に 親の1番の希望は大きな会社に就職して とにかく安定した収入を稼いでくれることでした。
酒屋を継がせようなんてもってのほかでした。
私も継ぐ気はありませんでしたが。

私は一応 住宅、プラスティック製品をつくる大手の企業に就職しました。

両親も相当喜んだようです。

勉強は嫌いですが仕事は慣れてる私はガムシャラに働きました。

しかし何かが違うのです。私の考える仕事と現実のサラリーマンは。

働きだして2年ぐらいの事。

どんなに一生懸命働いてもみんな給料はほとんど変わらない、怠けているひとですらです。
(やはり商売人の血がどこかに流れていたのでしょうか)
私はとうとう2年半でその会社を辞めてしまいました。


今思えば、あの時、会社を辞めていなかったら今の私も店もなかったと思います。


続く・・・

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