竹屋物語 第11話
カンバック竹屋物語(第4話ぐらい)
昔の酒屋さんとは結構、待ってたらお客さんが来てくれる時代もありました。
酒が酒屋さんにしか無い時代。
十分な利益を確保しながらお客さんの来てくれる時代が・・・
まぁ そんな時代でもあまり売れなかったのが うちの店ですが
しかし、段々それが通用しなくなってきました。
そう、ディスカウント酒屋やスーパー(酒あり)の進出です。
この時 近所のご主人達は コゾッテ家では酒を飲まなくなった。
その時の会話
オカン 「いらっしゃいませ~」
お客さん「最近、旦那が家で あんまり飲まなくなったちゃんね~」
オカン 「あらそうね、体調でも悪いと?」
お客さん「体調が悪いわけでは無いんだけど・・・」
オカン 「???」
いつものお客さんが どんどん飲まなくなっていく。
おかしい?
気付いた!!
皆さん、飲んでた!
むしろ、今まで以上に。
皆さんディスカウントに買いに行ってたのである。
そりゃー1ケースで1000円とか違えば よそまで買いに行くはなあ~!
お客さんも責められない。
そして、ついに現場をおさえた。
その時は こんな感じ
スーパーでの話し
若 「あっ! 近所の○○さんやん」
オカン 「あら!気付かれんごとしとかんね」
なぜ?
そう、近所のおばちゃんはビールとかお酒をかごの中に入れてるのである。
若 「なんでや?」
オカン 「酒ば買っとらすけんたい」
「酒ば買っとらすとにうちのモンと会うと調子の悪かろうが、だけんたい」
よそで買うお客さんに気を使い、気付かれないようにする。これもまた商売人のつらいところ
なのにである
普段、よその安いところで買っているお客さんが12月ぐらいに、うちに来て
缶ビールとかを少し買って
「カレンダーもらえませんか?」
「おたくのカレンダーが1番良かもんねー」
なーにー
しかし感じ良く
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