親子トラックの旅

酒乃竹屋

2009年09月20日 01:51

トラックの物語はじまります!

だいたい、大阪にのぼることが多かったのだが

早い時間に出発できればよいが

いつも夕方の5時ぐらいになる、そこで

早い時間に出れれば、ずっと、した道を走るのだが

遅いので、下関の先の小月というところまで、高速で

行くことが多かった。

それから先は行き(上り)は全部、した道だ。

いつも、定番は小月で降りて、2号線沿いの「うみべ」

という食堂で食事をした。

若はいつもヤキメシと豚汁だ。

ここの食堂がメチャ美味かった。

そしてそれから2号線をひたすら走るのだが

若は昔から古い人間だったので

オトンが運転しているのに寝るなんてありえない。

しかし、積込みで疲れているうえに、ただ横にのっているだけ

でしょ、やっぱり眠くなる。

そして

「ゴン」

「ゴン」

若は眠いので首がフラフラ、横のドアのガラスで

頭を打つ音だ。

すると

オトン 「眠かなら後ろで寝らんか」
    (大型トラックは運転席の後ろにベットがついている)

若   「よか」

「ゴン」 「ゴン」

オトン 「後ろで寝らんかやん」

若   「よか」

眠さを必死にこらえて意地で起きていた。

実際はいつの間にか気付かづ寝ているときもあったが。


次号へつづく!

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