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2009年09月16日

◆トラック話

久々に竹屋物語!

今日はオトンがトラックにのっていたころの話。

竹屋は前にも述べたように酒屋だけで食べていける

ような酒屋ではなかった。

そこでオトンはトラックの運転手になったのだが

若はそのころには江上家の事情に気付き、

できるだけ手伝いをしていた。

夏休み、冬休み、春休みとすべてトラックの横に乗って

ついていった。

そのときの話。

オトンの会社は主にナショナルの電気製品を運ぶ会社だった。

基本、大阪にのぼります。

3日間行程でいくのだが、行く日の家から始まる。

オトン 「はよせんと行くぜ」

オカン 「ほら、はよせんと行くげなよ」

若  「うん」

オトン 「どげんでんよかとぜ」

オカン 「ほら、はよやん」

若は眠くてたまらないのである。

しかし、何とか起きて出発。

のぼりに積む荷物はナショナルの製品以外もあり、

様ざまな物を積んだ。

ある日は、家具、チュルルン、アセロラ、ウエス、海苔

ナショナルの製品でも電話、ステレオといろいろ。

これが何を積むかで運命の分かれ道。

中でも、地獄はチュルルン、アセロラ、電話

分かります?

チュルルン?昔、こんなゼリーがあった。

これは重いのだ。アセロラはジュース。

これも重い。何千ケースも積むから(電話なら3000個とか)

とにかく気の遠くなるような積み込み。

若はこの時に仕事の要領というものを学んだ。

どのような順番でパレットに荷物をのせたらスムーズに

のせれるか、オトンがどこに荷物を置いたら若はどこに

置けば次のオトンが置きやすいか。

中学生だが日本一の助手だった。

この最高の助手をのせていくのだ、実はオトン、口では

出かけるときに、「どげんでんよか」とか言ってるが

若が来るのと来ないのじゃ天と地の差。

「どげんでんよかとぜ」どころが「早くついて来てくれ」

が本音である。しかし、当時まだ40歳ぐらい

強がりまくりである。そんな強がりの頑固おやじと

その息子とのトラックの物語

はじまり はじまり!!




次号へつづく

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Posted by 酒乃竹屋 at 00:34│Comments(3)竹屋物語
この記事へのコメント
アセロラジュース・・・懐かしい。
そうでしたか・・・オトンと若が・・・
物流を支えてくださっていたのですね。
今日から(遅すぎですが) 若のご自宅に足を向けて寝られません。
ここからだと どちらの方角になるのでしょう・・・。
Posted by Fu-a at 2009年09月16日 08:12
若さん頭の下がる中学生でしたね。
今どき家の事情が分かる子供はいません。
感心しきりです。

つづきが楽しみです。



 
Posted by 雛あられ at 2009年09月16日 14:04
そうだったんだ~
と、思いながら頭の中はその場面を想像しています。
オトンと若の親子関係、素晴らしいです。
話し方もユーモアがあって良いですね。

「はよせんと行くぜ」
「ほら、はよせんと行くげなよ」
「どげんでんよかとぜ」
「ほら、はよやん」
面白い言い方です。
オトンも本心は、
「お願いだから、付いて来てくれ」
でしょうけどね。 (^_-)☆
Posted by サファイア at 2009年09月18日 14:55
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